588. 今回「大脱走」のブルーレイが発売するのに合わせて、ようやくデジタルTVを買う決心をしました。
古くて狭いアパートに住む私はあれこれ悩んだあげくに、タイムシフトマシンと3D機能がある東芝のZ7の42型を買うことにしました。
ブルーレイには映像美以外でも今までのDVDにない迫力の音声が収録されているので、ホームシアタースピーカーも充実させたかったのですが、古いアパートで5.1chの音響セットを組むのは無理でしたので、迫力の重低音が楽しめると評判のSONYのMDR-DS7500ワイヤレス・サラウンドヘッドフォンを買いました。
ブルーレイ・プレイヤーは同じSONYの物にしよかと思っていたのですが、4割引で売っていたパナソニックの3D対応のBDT320を買いました。
実はこの機種には2Dの映像を擬似的に3Dに変換する機能があり、更に3Dの奥行きもコントロールする機能が付いておりました。
パンフレットには同じパナソニックのビエラにしか対応しないと説明文が書いてあったので、メーカーの違う東芝のレグザでは無理だと思っていたのです。
が・・さっそく持っているBDを2Dから3Dに変換させてみましたら、すべて問題なく変換できました。そして私は次に7.1ch DTS-HD Master Audioのサウンドが収録されている「栄光のル・マン」のブルーレイを2Dから3Dに映像を変換し、3Dの奥行きを手動でマイナス5にし、画面の飛び出し量を最大の4に設定し映画を鑑賞しました。
するとまるで自分がル・マンのコース脇で観戦して いる観客になったようなド迫力の「栄光のル・マン」に生まれ変わりました。
3D映画が好きでよく劇場に観に行くのですが、このル・マンのドキュメンタリー・チックな自然の映像美がCGで作られた3D用の映像と違い生の迫力でドンドン画面に引き込んでゆき、特に遠くから車が手前に走って来るレースシーンなど3Dで奥行きがある上に手前に車が迫って来るので臨場感がハンパでありません。
明るい偏光方式の3DにDTS7.1chの音声なので、これが今までに100回以上観た「栄光のル・マン」なのかと興奮と感動しまくりです。
字幕もOFFにし、英語の音声のみで鑑賞すると更に3D効果が増しますので、今までにない「栄光のル・マン」を体験してみたい方は是非チャレンジしてみて下さい。
私はレグザを買うまではエイサーのノートP C5745DGを持っており、アクティブシャッター方式で3D映画を楽しんでいました。しかしどうしても画面が暗く、1本の映画を観終えるととても疲れるのです。
そしてこのPCにはDVDを2Dから3Dに変換する機能も付いていたので、一通りマックィーンのDVDを3D映像に変換してチェックしましたが、如何せんDVDの情報量不足とアクティブシャッター方式による暗い画像、そして不自然な立体感によりとても鑑賞できるものではありませんでした。
今回の「栄光のル・マン」BDの3D評価は、マックィーン・ファンであることを後にして、3D映画ファンの目線から先に言わせてもらっても、偏光式の3Dと、とても自然の奥行き感と、ほどよい立体感、それを調節できるプレイヤー、オリジナルの動画の美しさと迫力のエンジン音が見事にマッチしており、このまま3Dソフト化にしても、大ヒットできると思えるほどです。
先日「トップガン」が3D化され、間もなく日本でもBDが売り出されますが、これも迫力のジェット音とスリリングな空中戦が立体的に楽しめる内容であったから3D化されたのであって、「栄光のル・マン」も3D化しても良い条件が揃っていると言えますね。
「アベンジャーズ」や「トランスフォ ーマー」の3Dは、CGのギトギト感が多すぎて途中から飽きてしまうのですが、「栄光のル・マン」がこんなにも3Dで化ける作品になるとは本当に驚きです。これも技術の進歩の賜物でしょう。
もちろん予算さえあれば、更に大画面でリアル7.1chや5.1chのホームシアターセットを組めば迫力が増すのは確実でしょう。
その他細かくBDプレイヤーを試しましたが、レースシーンの時は3Dのスクリーンタイプを曲面にした方が良く、レースシーン以外は平面のスクリーンで観る方が良かったです。
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