FAQNews 666〜670



670. マックィーンの新しいドキュメンタリー「I am Steve McQueen」(90分)がSPIKE TVで製作され24日に放送されました。 出演者は3人の元奥様といつもの関係者に加えて、新たに先日ファンであったことがわかったピアーズ・ブロズナンにゲーリー・オールドマン、女優のクリスティン・クルックに孫のスティーブンとモーリー・マックィーンが出演、ナレーションにはロバート・ダウニーJrが務めるなど凄い豪華な顔ぶれです。 放送は繰り返しされているようなのですが、日本から視聴する方法がわかる方がいましたら是非教えて下さい。
【" I Am Steve McQueen " ( the documentary film )】
【SPIKE Specials: I Am Steve McQueen】
【'Vampire Diaries' Star Steven McQueen on Spike TV's 'I Am Steve McQueen'】
【“I Am Steve McQueen” debuts Tuesday on Spike TV】 (パット・ジョンソンさんが有名なブルース・リーとのドライブ・エピソードを披露してくれてます。腕にはモナコが見られます)
【I Am Steve McQueen (2014) 】
【Spike TV to Premiere New Documentary Celebrating the Life and Work...】

追記:同じSPIKE TV制作の「I AM BRUCE LEE」はブルーレイで発売されましたので、マックィーンも後日発売されると思います。(14.7)
【Pierce Brosnan Segments from "I Am Steve McQueen"】

追記:「I am Steve McQueen」でナレーションを務めたロバート・ダウニー・Jrですが、フォーブス誌によるハリウッドでもっとも稼いだスターで2年連続1位になりました。 その額なんと7500万ドル(76億円)。今回のマックィーンのドキュメンタリーの規模からして、彼に似合うギャラが提示されたとは思いません。 名実ともにNo1の地位にあるロバートはいくら高額であっても自分が納得しないオファーは受けないと思いますから、今回ナレーションを引き受けてくれたのもスティーブ・マックィーンのドキュメンタリーであるから、これはやってみたい仕事だと本人が思ったからなはずです。 実際このナレーションの仕事は彼のWikiにも載らないほどですから、いかにマックィーンに好意的なのかがわかります。 かつて麻薬で1年間の実刑で刑務所に入っていた彼は、そこからハリウッドNo1に登りつめマックィーンの「パピヨン」のリメイクをやる噂もあっただけに、マックィーンに共感する部分が多いのだと思います。 今のスーパーヒーローブームが過ぎれば、妻と小規模映画を作っていきたいのも、晩年のマックィーンの境地と似ているものがありますね。(14.7)
【ロバート・ダウニー・Jr. ハリウッドで最も稼いだ俳優ランキングで2年連続1位!】

追記:ロバート・ダウニー・Jrは妻で映画プロデューサーのスーザン・ダウニーがシルバー・ピクチャーズの副社長を辞めた2009年の後、夫婦で初の仕事として2010年に1度スティーブ・マックィーンが制作に乗りかかっていた幻の作品「ユカタン」の制作を選んでいた過去がありました。 マックィーンの死後「ユカタン」に関する1700ページに及ぶノートが発見され、それを元に映画「シャーロック・ホームズ」(2009年)の脚本家アンソニー・ペッカムが「ユカタン」の脚本を担当しています。 その報道から4年経過しており、その間ダウニー・Jrは想像を超える活躍をし「ユカタン」の制作に関する報道は流れてきていませんが、「パピヨン」のリメイクに続き「ユカタン」にも制作に動いていた過去があるだけに、ロバートがマックィーンに興味が人一倍あることがわかります。 今回そのロバートがナレーションを務めたことからも、まだ「ユカタン」の制作を諦めたとは思えません。幻のマックィーンの作品をロバート・ダウニー
・Jr夫婦が制作、メキシコを舞台にした宝探しアクション・アドベンチャー作品・・ これだけで話題性は凄いですから、タイミングと脚本が良いでき上がりになればいくらでも資金が出る作品なはずです。(14.8)
【Robert Downey Jr. to star in Steve McQueen's dream project】
【‘Sherlock Holmes’ Writer Scripting ‘Yucatan’ For Robert Downey, Jr.】

追記:予想していた通り、ロバート・ダウニー・Jrは「ユカタン」の制作をあきらめてはいませんでした。どうやら親友のメル・ギブソンと一緒に制作にとりかかっているようです。 何かとマスコミからは「アイアン・マン4」には出演しないのか?と質問されることが多いロバートですが、先日もメル・ギブソンが監督なら出るよと冗談まじりに答えるなどしては、その後は「ユカタン」への制作について答えており 「The actor then talked about his upcoming Steve M
cQueen project with Mel Gibson, "Yucatan," which prompted Deadline to ask, why n
ot a Gisbon-RDJ team-up for "Iron Man 4?"」 既に「ユカタン」でメルとロバートの二人ががっちりとタッグを組んでいる様子がコメントからもうかがえます。これは本当に楽しみになってきました。(14.10)
【'Iron Man 4:' Downey Jr.Says Yes−If Mel Gibson Directs】
【Robert Downey Jr.&Mel Gibson Working on Unmade Steve McQueen Movie!】
【Can't keep Iron Man down! Robert Downey Jr. and wife Susan party in LA ...】

DEADLINEのインタビューでも答えています。
DEADLINE: That’s the project Steve McQueen developed for himself.
DOWNEY: Yes, and I’m like, God, if I could find a part for Mel. But he also likes to do his own thing and sometimes he goes out of his way to do the unexpected. Sometimes with these things, it becomes a matter of time, and is seems like it’s getting a little bit old to hold a grudge.
【Robert Downey Jr Q&A】

追記:「ユカタン」がワーナー・ブラザーズで制作されるようです。 ロバート・ダウニー・Jrがツイッターでボードに脚本を並べ貼り合わせ、仕事のイメージを思案中の写真をアップしました。(14.11)
【‘Yucatan’ Being Developed From Steve McQueen Treatment Into...】

追記:トニー・スタークがワーナー・ブラザースの傘下で立ち上げた自分の製作プロダクション チーム・ダウニーの代表をつとめる妻の映画プロデューサー スーザン・ダウニーによれば、 「故スティーブ・マックイーンの原案を出発点とする、ワイルドでスケールの大きなアクション映画よ。例えれば『インセプション』のような作品かしら。 もし、マックイーン自身が現在映画化するとしたなら彼はどうするか?!を前提に、マックイーンが遺した企画に命を吹き込むのはやり甲斐のあるチャレンジだしとてもスリリングだ!!」 と「ユカタン」制作へ向けてコメントを発表しています。(14.12)
【ロバート・ダウニー・Jr.が伝説の名優スティーブ・マックイーンの遺稿を映画化!!】


669. 大人の観客が多く支持されているクレヨンしんちゃんの劇場版映画ですが、2004年に公開された「夕陽のカスカベボーイズ」には「荒野の七人」のガンマンがそのまんま出てきて 声優人もクリス(ユル・ブリンナー)は小林修、ヴィン(スティーブ・マックィーン)は内海賢二、オライリー(チャールズ・ブロンソン)は大塚周夫が声優を担当するなど、「土曜映画劇場」に合わせたマニアックな配役。 声は無いものの、チコ(ホルスト・ブッフホルツ)、ブリット(ジェームズ・コバーン『「土曜映画劇場」で声優を務めた小林清志はジャスティス役なので』)、ハリー(ブラッド・デクスター)、リー(ロバート・ヴォーン)と、 七人全員登場して盛り上げてくれます。
【夕陽のカスカベボーイズ】(1時間9分頃からのシーン)
A. クレヨンしんちゃんのことはよくわかりませんが、吹き替えにまでこだわったということは作者かスタッフが「荒野の七人」の大ファンなのでしょうか。 ファンの方は思わず拍手を送りたくなるシーンですね。


668. 「荒野の七人」「ハンター」でマックィーンと共演したイーライ・ウォラックさんが現地時間24日98歳の大往生で亡くなられました。 マックィーンと同じネイバーフッド・プレイハウスで演劇を学び、その後1947年に創設されたアクターズ・スクールに参加、マックィーンと同じ2つの演劇スクールを学んだ彼は、マックィーンの良い先輩であったと思います。 年配役で出演した80年の「ハンター」から遺作となった2010年の「ウォール・ストリート」まで30年間もキャリアを積んだことはほんとうに素晴らしく、60年以上のキャリアで1度もアカデミー賞にノミネートをされなかったのですが、 2010年にアカデミー名誉賞を受賞した際はイーストウッドとデ・ニーロから祝福のスピーチを受け、デ・ニーロもウォラックさんの活躍を見て、俺も後30年、40年はがんばれるぞと言って会場を沸かせていました。 94歳まで現役でスクリーンに出られた健康とスタミナは、あの「荒野の七人」盗賊団カルベラのギラギラとした姿からも伝わってきますが、晩年の役は実に味わいと深みのある渋い役柄が多く、他を圧倒する存在だっただけでなく、ハリウッド業界の重鎮だったと思います。 その意味では「ウォール・ストリート」のジュリー・スタインハルト役は彼の遺作に相応しい役だったと思います。 心よりご冥福をお祈りします。
【「荒野の七人」のイーライ・ウォラックさん、98歳で死去】
【Magnificent Seven Star Wallach Dies - Tribute Video】
【2010 Governors Awards -- Clint Eastwood on Eli Wallach】
【2010 Governors Awards -- Robert De Niro on Eli Wallach】
【2010 Governors Awards -- Honorary Award recipient Eli Wallach】
A. 初めてマックイーンに出会ったのが「荒野の七人」なので、カルベラ役のイーライ・ウォラックのことはとても印象深く残っています。 マックイーンにとって世界的に名前が知られるようになった本作ではクレジットタイトルがウォラックに次いで3番目でしたが、遺作の「ハンター」で共演したのも深い縁を感じます。 ウォラックさんのご冥福をお祈りします。

追記:マックィーンとの深い縁といえばイーライ・ウォラック主演、ドン・シーゲル監督の「殺人捜査線」(1958年)があります。 サンフランシスコ市警が全面協力して道路を封鎖し行ったラストのカーチャイス・シーンは「ブリット」を製作する上で参考になった作品だったと思います。 あの当時としてはかなりのスピードで車を走らせロケを行った作品です。
【The Lineup (1958) Part 9】
また2年前のインタビューでもほんとうに元気な姿を見せてくれてました。
【PROFILES Featuring Eli Wallach】
遺作となった「ウォール・ストリート」でブレトン(ジョシュ・ブローリン)に最後通告を突きつけるときに吹くウォラックの口笛はアドリブだったそうで、その後のシーンでゲッコー(マイケル・ダグラス)に対しても口笛を吹きます。 その姿を見たゲッコーがゲッコーらしくないほど優しさに満ちた表情でした。それがウォラックのスクリーン最後のシーンでした。 マイケル・ダグラスとウォラックは撮影中に、おそらくマックィーンのことについても喋ったんだろうなと想像すると、また深みのあるラスト・シーンでした。


667. ゲッタ ウェイ」で使われた小道具の札束がebayに出品されています。
【BUNDLE OF MONEY from "The Getaway" Starring Steve McQueen】


666. 現在劇場公開中の「ニード・フォー・スピード」ですが、「主人公が乗る名車フォード・マスタングは、過去の映画でも存在感を発揮しています。 フォード・マスタングの映画との相性は、他社のソレと比べて何が圧倒的に違いますか?」の質問に対してスコット・ワウ監督は 「本作のマスタングはイメージ的には――やっぱり『ブリット』(68)のスティーヴ・マックイーンがモデルだよね。 有名なストライプデザインといい、マスタングはものすごくこう、男っぽい、男くさい、こういかにも本当にマッスルカーという感じがするよね! 車体、フォーム自体がすごく男らしく、力強さを体現しているので、スクリーン映えするわけだ」 と答えられており、また主人公のアーロン・ポールのオーディションテープを観たスピルバーグが「この若者はすごいな。トビー役として考えるべきじゃないか?」と彼を絶賛。 スコット・ワウ監督とともに彼を“次世代のスティーヴ・マックィーン”と称し、セリフすら必要としないほどの力強さと、スクリーン上での存在感、本物の身体能力を備えた俳優として主演に抜擢された。 ワウ監督とスピルバーグにここまで言われると、これは観てみたくなりましたね。
【「ニード・フォー・スピード」は元スタントマン監督が贈るCGなし高級車だらけの男気映画】
【スピルバーグ“認めすぎ”疑惑、過去にお墨付きを得た人々を検証】

追記:【Is Aaron Paul the next Steve McQueen?】 (14.10)





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