1030. 映画に登場したオートバイの中で最も象徴的な1台が英国オックスフォード近郊にあるブレナム宮殿で開催されるサロン・プリヴェ・コンクール・デレガンスに登場する。
とは言っても「イージー・ライダー」に出てきたチョッパーのうちの1台ではない。1963年公開の「大脱走」の撮影で使われたトライアンフのオートバイだ。
この映画は第二次世界大戦中が舞台。スティーブ・マックィーン演じる戦争捕虜のキャラクターが、自由を得るため盗んだオートバイで柵をジャンプして飛び越えようとする危険を顧みない脱走シーンが登場する。
マックィーンはこのスタントを自分で行おうとしたが、最終的にはスタントマンのバド・イーキンスがジャンプをやり遂げた。トライアンフのオートバイが選ばれた理由は単純だ。
1940年代のミリタリー・バイクはスタントを上手く行うのに向いていなかった。そこで映画の制作スタッフは機敏でスタントに適したトライアンフを入手し、映画でもっともらしく見えるようにあえて傷を付けた。
この個体は650ccの1962年型「TR6R」で映画で使用された3台のうちの1台だ。現在トライアンフの「ファクトリー・ビジター・エクスペリエンス」で展示されているが、それまでは一般に全く公開されていなかったため、ブレナム宮殿のイベントは映画が公開されてから初の大 々的な展示の1つとなる。 このオートバイは、同イベントで1940年から1979年までの"Excep tional Motorcycles(特別なモーターサイクル)"を集めたクラスBに参加し、審査を受ける。イベントは8月30日から9月1日まで行われる予定だ。 今年は本物の「ブリット」マスタングに「華麗なる賭け」のサンドバギー。そして「大脱走」のバイクの初公開と異例尽くしの1年になってきました。 【映画『大脱走』...の伝説的なオートバイが、英国ブレナム宮殿のイベントで展示】 追記:ブレナム宮殿の中で行われていたサロン・プリヴェ2018年は「大脱走」で使われたバイクが初めて一般人向けに公開となったのですが、それはとても一般人向けとは言い難いものでした。 どう見ても来られている人たち全員が社交界の招待客ばかりで、しかも全員白人ばかり。 しかも有名人とかのセレブ達も参加できないほど身分が上の貴族階級の人たちにしか見えない自動車とバイクの展覧会です。 規模・格式・豪華さ日本人の想像を超える世界です。(18.11) 【SALON PRIVE 2018】 動画1分40秒に登場 【Salon Prive - Concours D'Elegance (Bikes - part 1)】 動画15分から登場 |
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1029. マックィーン・ファンを驚かせた「ブリット」で使用されたオリジナルのマスタングの発見に続き、
今年で劇場公開50周年の「華麗なる賭け」で使用されたサンド・バギーがこの度発見され現在年末の公開に向けてレストア中のようです。
バギーは撮影で使われた後にカリフォルニア州のユナイテッド・アーティスツ社に運び戻されましたが、この映画に魅せられたハワイに住むジミー・フルーガー氏が購入。
昨年91歳で亡くなられ、今回このバギーの存在が明らかになりました。ただ同時ユナイテット社から購入した際の手紙が行方不明で証拠が不十分であるものの、このバギーで間違いないようです。
【Missing dune buggy from Steve McQueen's 'The Thomas Crown Affair' reappears...】 |
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1028. マックィーンがポルシェ908に乗って2位となった1970年のセブリング12時間耐久レースの新しい動画があります。
音声はありませんが4分45秒あたりからマックィーンが908に乗り込む映像があります。
【Andretti wins Sebring: Steve McQueen 2nd】 追記:セブリング(4分24秒頃)の映像は未掲載のものではないかと思います。(18.9) 【RjL Retro - Verdades y Mentiras de Steve McQueen (16-03-2010)】 |
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1027. 「荒野の七人」のリメイク「マグニフィセント・セブン」にてマックィーンが演じたヴィンと同じ立場のキャラクターを演じたクリス・プラットが
大ヒットした「ジュラシック・ワールド」の続編「ジュラシック・ワールド/炎の王国」の撮影現場にて爆弾発言をしています。内容は動画を見てのお楽しみで。
【『ジュラシック・ワールド/炎の王国』クリス・プラットが撮影チームに突撃インタビュー!】 |
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1026. 間もなく劇場公開される「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」について− 「スター・ウォーズ」は、もともと西部劇や黒澤明監督の映画からヒントを得ています。
今回は華麗なガンプレー、さすらう主人公、師の存在、友情と裏切り、宝の奪い合い、列車強盗など、そうした要素がより強いと感じましたが・・。との質問に、
ロン・ハワード監督は「最初に(ローレンスとジョナサンの)カスダン親子の脚本を読んだときに、そういう意図があると感じました。僕が参加してからも、その点についてはたくさん話し合いました。
でも、僕にとって重要だったのは全体のスピード感や、ハン・ソロとファルコン号がどうやって出会うのか、彼のパイロットとしての高度なスキルなどをきちんと表現することでした。
僕もクラシックな西部劇の要素は好きですが、今回は1960〜70年代のアメリカのクライム物、例えばスティーブ・マックィーンの『ブリット』(68)のように、西部劇的な感じがするけれど車を使ってそれを表現するような映画を参考にしました。
今回はそうした映画や西部劇、黒澤映画、初期のスター・ウォーズの要素と、70年代のアメリカンロックンロールのような感覚を一緒にしてみたかったのです」と答えられています。
【インタビュー 『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』 ロン・ハワード監督】 |
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